【テレビ番組制作】フロアディレクターとは?具体的な仕事内容を解説します

悩む人

・フロアディレクターって何する人なの?

・普通のディレクターと違うの??

こんな疑問を解決します。

 

この記事を読むと・・

・フロアディレクターの仕事内容が具体的に分かります

・ググっても出てこないリアルな現状を知ることができます

なぜならこの記事を書いている僕は、10年間テレビ番組の制作を行ってきたディレクターだからです。

ググっても中々リアルな情報は出てこなかったので僕が書いてみました。

 

フロアディレクターとは?

フロアディレクターとはスタジオ収録において撮影の進行を現場で指揮するディレクターのことです。

もっと簡単にいうと、スタジオ収録での現場リーダーです。

(ロケでカンペを出すディレクターはあんまりフロアディレクターとは呼びません)

 

フロアディレクターの業務内容8つ

フロアディレクターの仕事を8つのポイントで説明します。

 

フロアディレクターの仕事

  • 制打ち

  • カンペチェック

  • ドライ&位置決め&リハーサルの進行

  • 演者呼び込み

  • 本番時のカンペ出し

  • 出し物のキュー出し

  • サブから指示を現場へ伝える

  • スタジオインサートの進行

 

本番収録時にフロア(スタジオのこと)で指揮する中心的な役割です。

これだけだとイメージが沸かないと思うので一つずつ説明していきます。

 

制打ち

テレビ業界では、ロケやスタジオ収録など大きめな撮影がある場合は、制作打ちと呼ばれる会議が行われます。

制作打ちを略して制打ちと呼びます。

スケジュールや段取りを全員で確認します。

フロアディレクターにとっては、台本の流れを見てどういう進行をすればいいか確認する場です。

 

カンペチェック

フロアディレクターはADに指示を出し台本に沿ったカンペを作ってもらい

それを最終的にチェックする役割があります。#テレビは100%カンペがあります

 

ドライ&位置決め&リハーサル

ドライ   ⇒カメラマンがカメラを持たずに流れを確認する時間です。

位置決め  ⇒出演者が立つ位置に代役が立って画角をチェックする時間です。

リハーサル ⇒本番同様に代役が台本に沿って進行する時間です。

この時に、台本上では分からなかった問題などに対処するのがフロアディレクターの役割です。

 

演者呼び込み

大規模な番組の場合出演者が多く、また観覧客をたくさん入れている収録があります。

その時に大きな声で出演者を呼び込む役目がフロアディレクターです。

観覧客がいる場合は、出演者が入る瞬間から本番が始まっている感覚なのでイベントのようなイメージに近いです。

 

本番時のカンペ出し

フロアディレクターはMCへのカンペ出しが最も重要な仕事です。

MCにストレス無く進行してもらうために相手と呼吸を合わせられる能力が必要です。

 

出し物のキュー出し

スタジオの収録では出し物と呼ばれる食べ物や商品などを出す事がよくあります。

イベントのように行う収録では、タイミングよく出し物を出す必要があります。

そのタイミングを図ってインカムで指示を送るのも重要な役割です。

 

サブからの指示を現場へ伝える

サブには番組を司る総合演出が座る場合は多く、そこからインカムで指示が来ることが多くあります。

例えば、@@さんに感想聞いて! などです。

それを受けて、カンペを書きMCへ伝える。といった感じです。

#総合演出が自分でやればいいじゃんと思うかもしれませんが番組全体が面白いか俯瞰で見る必要がありサブにいる場合が多いのです

 

スタジオインサートの進行

スタジオ収録後にインサートと呼ばれる個別の撮影がほぼ必ずあります。

例えば、試食してもらった食べ物をその食べ物単体で撮る。というような感じです。

#これを編集で差し込む事で美味しそう!と視聴者に感じさせる事が出来る。

この撮影の進行もフロアディレクターの役目です。

 

フロアディレクターに向いている人(特徴5つ)

どんな人が向いているのかまとめてみました。

 

フロアディレクターに向いている人

  • 大勢の前で喋るのが得意な人
  • 通る声、大きな声を出せる人
  • 気遣いが出来る人
  • 臨機応変に対応出来る人
  • 人にプレッシャーを与えて指示できる人

陰と陽でいえば間違いなく陽の属性を持つ人が向いています。

#僕は正反対なので避けて通ってきました笑

 

フロアディレクターが向いている人は極少数

経験上、向いている人はほぼいない印象です。

100人いたら1人ぐらいの感じでしょうか。

ただ、フロアディレクターの能力がないからといって仕事に困ることもありませんので安心して下さい。

逆にこれに当てはまると思った人は、選ばれし者だと思って間違いないですよ。

 

フロアディレクターのなり方

ほとんどの場合、総合演出に頼まれてフロアディレクターとなる場合が多いです。

フロアディレクターはVTRを作るディレクターと兼務している場合がほとんどです。

ですから、フロアディレクターだけで食っているという人はほぼゼロだと思います。

 

あと、実はこの役割は、チーフADが担う場合もあります。

チーフADがフロアディレクターとなり、ディレクターへ昇格するという流れもよく見受けます。

 

フロアディレクターのギャラ

業界人っぽくギャラと言ってみましたが、フロアディレクターの相場はどのくらいなのか知りたいですよね。

これは番組によって誤差があると思いますが、1回の収録で大体10〜20万の間です。

もちろん番組の放送時間や時間帯によっても差はあると思いますが。

 

まとめ

フロアディレクターの業務は俊敏性を求められるポジションです。

じっくり面白い物を作っていくというような感覚とは別で、

その時々に応じて面白いものに反応できる力が大事だと思いました。

フロアディレクターの回しの上手さでスタジオの雰囲気が大きく変わる場合もあるので非常に重要な役目だと思います。

 

そんじゃまた!