悩む人
- パソコン重いっ
- これじゃあ全然進まない。。
こんなお悩み解決します。
- Premiere proを軽くする設定
- 素材を”DV圧縮”して軽くする方法
- 最適なパソコンのスペック
本記事の信頼性
- テレビディレクター歴10年
- 2万時間ぐらい編集してきました(時には寝ずに)
【動画編集】重い動作をサックサクにする方法【全部入り】
これまで2万時間も編集してきたので、パソコンが重い!間に合わない!なんて自体に何度も遭遇してきました。
そんな経験の中で、実際に行って効果のあった、重いパソコンをサックサクにする方法をすべて紹介します。
編集ソフトはPremiere proを使って解説します。
【Premiere proを軽くする設定】解像度を1/4にする
右画面の下の部分に、「再生時の解像度」を調整できる項目があります。
デフォルトだと、「フル画質」になっているのでこれを「1/4」まで下げると再生が軽くなります。
【Premiere proを軽くする設定】「高品質再生」のチェックを外す
右画面の下の部分にスパナマークがあります。
そこをクリックすると、「高品質再生」の項目にデフォルトではチェックが入っているので、そこをクリックしチェックを外す。
これでまた少し軽くなります。
【Premiere proを軽くする設定】「一時停止時の解像度」を1/4にする
次に、「高品質再生」の上にある「一時停止時の解像度」の項目を「1/4」にすると、また少し軽くなります。
【Premiere proを軽くする設定】上記3つの改善を左画面にも適用する
左の画面にも同じ項目があります。
同様に設定することで、かなり軽くすることができます。
【Premiere proを軽くする設定】環境設定でメモリを調整する
上のツールバーから「環境設定」⇒「メモリ」を選択する。
すると、Premiere proに割くメモリ量を調整できます。
「他のアプリケーション用に確保するRAM」を全メモリの「1/3」ほどにすると、サクサクと動きます。
ついでに、「レンダリングの最適化」を「メモリ」にしておきましょう。
デフォルトでは「パフォーマンス」になっていますが、「メモリ」の方が重くなりにくいです。
素材のプロキシを作成する
ここからは、設定以外の部分で、重い動作をサクサクにする方法です。
たくさんカメラを回すと素材量が増えて重くなります。
また、4kなどの高画質の素材は重いもの。
それを軽くする方法が、プロキシの作成です。
- 編集時のみに使う仮素材みたいなものです
- 本素材と勝手にリンクしてくれるのでかなり便利
やり方を説明します。
1.軽くしたい素材を選択して右クリック
軽くしたい素材が複数ある場合は、Shiftを押しながら選択しましょう。
「プロキシ」の項目から「プロキシを作成」をクリック。
2.「インジェストのプリセットを追加」する
素材をもっとも軽くするにはDV圧縮にするのがおすすめです。
僕が作った”DV圧縮のプリセット”をダウンロードして「インジェストのプリセットを追加」からプリセットを追加します。
これで保存先を「オリジナルメディアと同じ階層」に設定しOK。
3.勝手にAdobe Media Encoderが立ち上がる
すると勝手にエンコーダーが立ち上がり、DV圧縮のプロキシが自動で出来上がります。
画像は、プロキシ作成中の図。
4.「プロキシの切り替え」ボタンで切り替える
右画面の下の「プロキシの切り替え」ボタンでプロキシに切り替える。
すると、少し画角が狭まります。これでDV圧縮のプロキシの完成です。
(他のプロキシだと特に変化がないので分かりにくいと思います。なのでこのDV圧縮にすると見た目的にも変わるので分かりやすくておすすめです)
「プロキシの切り替えボタン」が表示されていない場合は、”+マーク”をクリックして、「プロキシの切り替え」ボタンをドラッグして画面下に表示させておくと便利です。
最適なパソコンのスペック【MacBook Pro】
ここまで設定などで重い動作を軽くする方法を紹介しましたが、結局パソコンのスペックが低いとどうしようもありません。
僕はこれまでMac Book Proを3台ほど使ってきました。最初はMac Book Air⇒Mac Book Proミドルスペック⇒Mac Book Proハイスペックという感じで乗り換えてきた僕がおすすめを紹介します。
MacBook Pro最低欲しいスペック
最低、、
- CPU ⇒ Core i5
- メモリ ⇒ 8GB
は必用です。
現行モデルだとこれが最低スペックだと思いますが、中古品など買う場合は気を付けた方が良いです。
作業が遅いとただでさえ大変な動画編集が余計に捗らなくなります。
容量は最低容量で大丈夫です。なぜなら多くの場合、外付けHDDを使うことになるからです。
MacBook Proおすすめスペック
編集するなら13インチだと少し窮屈なので、15インチ以上をおすすめします。
MacBook Pro15インチモデル
- CPU ⇒ Core i9
- メモリ ⇒ 32GB
- 容量 ⇒ 1TB
スペックは高ければ高いほど良いと思いきや、一定のところからあまり体感がなくなります。
そのちょうど良いラインがこのスペックです。
僕が現在使っているパソコンがまさにこれなんですが、一つ前に使っていたパソコンは、CPUがCore i7でメモリが16GBでした。なんですが、体感速度が何か変わったか?というと正直何も変わってないです。汗
複数アプリを立ち上げた時や書き出しが長いときも、そこまで劇的な変化がなかったので、あまり大金を掛けてスペックを上げるのも考えものだなぁと思います。
ちなみに容量が1TBなのは、1TBあれば外付けHDDを持ち運ぶ必用がなくなるので、物を減らしたい方におすすめです。
まとめ
おさらいです。
Premiere proを軽くする設定が5つ
- 解像度を1/4にする
- 「高品質再生」のチェックを外す
- 「一時停止時の解像度」を1/4にする
- 上記3つの改善を左画面にも適用する
- 環境設定でメモリを調整する
さらに素材自体を軽くする
- プロキシの作成
パソコンのスペックは
最低、、
- CPU ⇒ Core i5
- メモリ ⇒ 8GB
おすすめは、
MacBook Pro15インチモデル
- CPU ⇒ Core i9
- メモリ ⇒ 32GB
- 容量 ⇒ 1TB
です。
良かったら参考にしてみて下さい。
そんじゃあまた!