本当に使われているテレビの業界用語一覧【実用的に解説】

悩む人

  • ギョーカイ用語ってたまに聞くけど本当に使われてるの?
  • 調べるとたくさん出てくるけど

こんな疑問に答えます。

本記事の信頼性

  • この記事を書く僕はテレビディレクター歴10年です
  • 大卒でテレビ業界に入り、これまで関わった番組は20番組ほど
  • 主にバラエティを中心に番組作りをしてきました

ネットに転がっている業界用語で、聞いたことないようなものがたくさんあったので、

本当に使われている業界用語をまとめてみました。

本当に使われているテレビの業界用語一覧【実用的に解説】

本当に使われているテレビの業界用語は全部で39個ありました。

言葉の意味も合わせて実用的に解説していきます。

 

「編集」で本当に使われている業界用語

  • アイキャッチ入りますここ
    ⇒映像の右上などに入るアニメーションロゴのこと。編集ではなく放送で入れられるものなので確認することが多い。
  • アバン作らなきゃ
    ⇒番組の冒頭に流す、1〜2分程度の見どころ紹介部分のこと。編集では後回しにするのが普通。
  • 頭出ししといて
    ⇒VTRがすぐに流せるように、そのVTRの開始地点ちょうどにテープやデータをセットしておくことを頭出しと言う。
  • 一本化はするの?
    ⇒複数のVTRがある場合、一本のテープに映像をまとめることが多いのでその確認。
  • 受けテープある?
    ⇒編集したデータを最終的にテープにダビングするときに使うテープのこと。対義語は”出し”。
  • F3、M3向けばっかでつまんないなぁ
    ⇒F3は50代以上の女性、M3は50代以上の男性のこと。高齢化社会にともなって、その年齢層をターゲットにした番組が多いため。
  • カットバックで見せく感じかな〜
    ⇒過去の映像と今の映像をいったり来たりさせて見せる演出方法。「実はこの時、ある致命的なミスをしていた!」みたいな感じで過去のことを見せるやり方。
  • 完パケた〜飲み行く?
    ⇒完成パッケージの略。完パケ=仕事の終わりを意味する。編集以外のことにも完パケた?と終わった?の意味で使うことも。
  • キューシートある?
    ⇒何分何秒から本編が始まって何分何秒からCMなど、詳細なタイムを一枚の紙に書いたもの。多くの場合タイムキーパーが作る。
  • クレジット入れた?
    ⇒外部から買った有料の写真や映像に必要な表記を入れること。(例⇒写真協力:アフロ)
  • 座布団引いてもうちょい見やすく
    ⇒映像編集用語。テロップを読みやすくするために背景に敷く四角や丸などのベース。
  • 白どこ?
    ⇒白完の略。テロップ入れる前の映像を繋ぎ合わせただけのテープのこと。
    今はデータ編集なのでテープではないため、白データの意味でもある。
  • 尺調もうないよね?
    ⇒映像の長さが変わってしまう直しのこと。編集所で主に使われる言葉。尺調があると再び@@分@@秒@@フレまできっちり合わせた編集をする必要がありとても手間が掛かる。
  • 捨てカット足りないのでフリーズしときますね
    ⇒捨てカットは映像の前後やCMの前後に付ける3秒の映像のこと。放送されない部分なので捨てカットという。元々の素材が3秒もなくて足らない場合に、フリーズを3秒間付けることがある。
  • (もう)テッペンかぁ
    ⇒24時のこと。大体帰る時間になることが多いため。
  • ディゾって次の画にいく感じ
    ⇒ふわ〜っと次の映像に重なって乗り代わること。ディゾる=ディゾルブする。
  • 撮って出しだからすぐデジタイズして
    ⇒収録したすぐ1週間後ぐらいに放送日があること。通常は2週間から1ヶ月ほど先が普通。
  • ナレ原刷った?
    ⇒ナレーションを撮る際の原稿のこと。準備がギリギリであることが多い。
  • 抜き作らなきゃ
    ⇒抜き=撮った素材の使えそうな部分を抜き出しただけの状態のこと。ディレクターがADに頼むことが多い。
  • プレビューなのに1ミリも繋いでない
    ⇒番組の責任者たちがチェックすること。編集はギリギリまでやることが多い。

 

「スタジオ収録」で本当に使われている業界用語

  • (はい、)アタック!
    ⇒スタジオ収録でコーナーの最初に流れる短い音楽や効果音のこと。
  • 板付きで始めます
    ⇒撮影場所に立った状態から始まること。
  • オンリー撮りま〜す!
    ⇒収録で言い間違えてしまった部分などを、その人単体で声だけを撮ること。静かにしないといけないので音声さんやADが大きな声で注意喚起する。
  • 上下(かみしも)OKですか?
    ⇒カメラから見た右側を上。左側を下という。撮影中は上下両方にスタッフがいてカンペ出しなどをしている。
  • 消え物ある?
    ⇒1回使ったらなくなる物を指して、消え物という。例:料理
  • 技打ちはサブでやります
    ⇒技術打ち合わせの略。スタジオの上にあるモニターがたくさん並んでいる部屋をサブという。技術スタッフの打合せはサブで行うのが普通。
  • サブどこ?
    ⇒スタジオの上にある指示を出す部屋。行き方が複雑なスタジオも多い。
  • タク送でる?
    ⇒タクシーで送ること。予算のない番組だとタク送は出ない。
  • テレコにして
    ⇒場所や位置を入れ替えること。
  • ハケて
    ⇒人や物をカメラに映らないところや、セット外に片付けること。
  • バミって
    ⇒出演者の立ち位置や物の位置をビニールテープで印をつけること。

 

「ロケ」で本当に使われている業界用語

  • ENGで撮るか〜
    ⇒ENGとは大きなカメラのこと。反意語?である小さいカメラは”デジ”。ENGは価格は高いがクオリティが上がる。
  • インサート撮っといて
    ⇒映像やナレーションのベースになる映像のこと。会話の流れなどには関係ない風景などの撮影のこと。ADに頼むことも多い。
  • 押してます
    ⇒予定スケジュールをオーバーしていること。反意語は”巻き”。
  • かきわり立ててインタビュー撮りましょう
    ⇒簡易的なセットである屏風のような一枚の壁のこと。サッカーのインタビューなどで企業ロゴが敷き詰まったものもかきわりと呼ぶ。
  • タタキはADが作って
    ⇒台本や企画書など、最初の型作りをすること。ADが作ることが多い。
  • (ここで)バレます、お疲れっす。
    ⇒バレる=帰ること。
  • 船なかったら三脚の意味ないじゃん
    ⇒カメラを三脚に取り付けるために必要な器具。すごく小さいのにそれがないと三脚が使えないため。
  • 横パンもお願いします
    ⇒カメラを水平方向に振る動きで撮影すること。類義語は縦パン。

 

よく聞くけど使っている人がほぼいない業界用語

使ってるのはベテランのおじさんだけ。いやおじさんもギリ使ってるか使ってないかな業界用語がこちらです。

  • アゴ・アシ・マクラ
    ⇒食費・交通費・宿泊費のこと。
  • ギロッポンでシースー
    ⇒六本木で寿司を食べること。豪遊の代名詞。
  • ケツカッチン 
    ⇒次の予定が入っていて必ず終わる時間が決まっていること。
  • 八百屋にして!
    ⇒撮影するものをカメラに向けて斜めにすること。八百屋がそうなってることに由来。

 

覚える必要はほとんどない業界用語。

逆にわざと使ってボケたりするぐらいでしょうか。

 

少しでも参考になったら嬉しいです。

そんじゃあまた!