テレビ業界は終わり?【テレビはラジオ化する】

悩む人

  • テレビってオワコンって言うけど実際どうなんだろう?
  • ネットに倒されてテレビって無くなっちゃうのかな?

こんな疑問に答えます。

本記事の信頼性

  • この記事を書く僕はテレビディレクター歴10年です
  • 大卒でテレビ業界に入り、これまで関わった番組は20番組ほど
  • 主にバラエティを中心に番組作りをしてきました

テレビの中の実態はよく知っているので、客観的にテレビ業界がどうなるのか分析し記事にしてみました。

 

サクッと読めますので少しだけお付き合いください。

 

テレビ業界は終わり?【テレビはラジオ化する】

結論、テレビは終わることなく、残り続けます。

ましてや10年は、第一メディアであることは変わりないと思います。

 

その理由は3つあります。

  • テレビ自体が家庭に普及しきっている
  • 高齢化社会
  • 強力な放送権

この3つが揃っているテレビの力はとても強い。

絶対になくなることはないと思います。

 

ですが、ただ残り続けるわけではなく、淘汰されていくことは間違いないです。

その理由が、テレビのラジオ化です。

 

メディアの移り変わりを見ると、

新聞⇒ラジオ⇒テレビ⇒ネット

の順です。

 

ラジオはテレビが出てきたことによって、衰退し今では一部のラジオ好きしか聞かないメディアになりました。ですが、ラジオはなくなっていません。恐らく今後もなくなるとは考えづらいですよね。

 

この現象が、テレビでも起きると思います。

テレビはネットが出てきたことによって、衰退し近い将来一部のテレビ好きしか見ないメディアとなるが、なくなりはしない。

こういった感じです。

 

テレビが10年は第一メディアであり続ける理由

テレビは衰退していくが、10年は第一メディアである理由は、これ以前の10年を振り返ってみるとよく分かります。

出典:朝日新聞デジタル出典:朝日新聞デジタル

このグラフは、テレビとネットの広告費の推移です。

ネットの広告費が2019年に初めてテレビを抜きました

 

この事実に驚きました。

というのも、テレビはオワコン、ネットに取って代わられると言われ始めたのは今から10年ほど前のことだからです。

 

当時、新入社員で働いていた僕は、何の気なしにそんな情報を聞きながら、現実味のない話に耳をかさなかったことを鮮明に覚えています。

(当時はYouTubeは音楽をタダで聞けるサイト ぐらいの感じであまり利用している人はいませんでした。)

 

10年前から言われていたのに、現実となって現れ始めたのがやっと最近。

時代の移り変わりは思っている以上に遅いんだと痛感しました。

 

だから、テレビは10年は第一メディアであり続けると思うのです。

 

番組内容は高齢者向けにならざるを得ない

テレビが10年は王座のポジションを取れたとしても、番組の内容は高齢者向けにならざるを得ないと思います。

なぜなら、人口の多くが60代以上の高齢者になるからです。

 

単純にテレビは視聴率を取らなければ、お金を稼げません。

なので、視聴率が取れる方向にシフトするのは当たり前です。

 

しかし現在は、ネットに勝つという姿勢のテレビは、真っ向勝負を仕掛けているように思います。これがテレビの力だ!と示すように。

その証拠に、各局が若い視聴者層の数字を重視しています。

これをコアと言います。コアの数字が取れればOKという一つの指標があります。

 

ですが、今後テレビが家にない という若年層は増える一方だと思います。

なぜなら、テレビがなくても見たいコンテンツがネットに溢れているからです。

 

なので、今は付け焼き刃の方向転換で、若年層をターゲットにしているテレビですが、いずれ高齢者をターゲットにした番組が増えていくのは必然だと思います。

 

テレビが巻き返すために必要なこと

ここまでネガティブな情報ばかりでしたが、ここからは改善策です。

 

暗雲立ち込めるテレビ業界ですが、強力なメディアだけに巻き返す方法はまだたくさんあると思います。

 

そんなテレビ業界の巻き返し策は2つ。

  • ネットでテレビを見れるようにする
  • 月額制のネット配信でアーカイブをすべて視聴可能にする

 

一つずつ解説します。

 

巻き返し策①:ネットでテレビを見れるようにする

現在はTVerというサービスで、ドラマ番組などが1週間だけ無料で見られます。

なんですが、そうではなくて、

リアルタイムでテレビと同じように、ネットで見られるようにするのが巻き返し策の1つ目です。

 

若年層がテレビを見ない理由は、わざわざ高いお金を出してテレビを買うことに抵抗があるという人も多いはず。

そういう層を取り込むには、まずテレビに触れる機会を増やす という目論見です。

 

 

巻き返し策②:月額制のネット配信でアーカイブをすべて視聴可能にする

テレビの巻き返し策2つ目は、月額制のネット配信でアーカイブをすべて視聴可能にするです。

 

今でもパラビやHuluなどテレビ局が運営する配信サービスはありますが、コンテンツ量が少なくNetflixやAmazonには規模も内容も劣っているのが現状です。

 

しかし、テレビ局に出来て、NetflixやAmazonにできないこと、それは圧倒的なコンテンツ量だと思います。

テレビは60年以上の歴史があってほぼ365日永遠放送してきています。そのアーカイブの量は膨大です。

それをすべて公開することで、加入者を呼び込めるのは明白だと思います。

 

そうして集まった収益で、オリジナル番組を作る。さらに加入者が増える。といった感じで、NetflixやAmazonに取って代わるサービスになるはず。

 

もちろん、一番の問題は権利処理と再編集の手間、サーバー維持費など乗り越える課題は山積みだと思います。

ただこれが実現できればテレビが終わることなく第一線であり続けるのかなと思いました。

 

今回はこの辺で。

少しでも参考になったら嬉しいです。

そんじゃあまた!